初めての海外旅行で一人は大丈夫?旅歴7年の不安対策とおすすめの国

初めての海外一人旅で空港ゲートに立つ旅行者の後ろ姿

初めての海外一人旅って「女性一人だと危ない?」、「英語が話せないと無理?」

このように考えるほど怖くなりますよね。

でも、その怖さのほとんどは「知らないこと」から来てるだけやったりします。

この記事は、東南アジアを中心に10カ国を一人で歩いてきた僕の実体験をもとに、危ないと言われる国の実際、英語が話せなくてもなんとかなる国選び、そしてパスポートやお金の準備まで記載していきます。初めての海外一人旅でも、迷わず一歩を踏み出せるようになってほしいです。

ちなみにパスポートの手数料は2026年7月から大きく下がりました。今はむしろ、海外に踏み出しやすいタイミングやと思います。(※本記事はPRを含みます)

✓為替レートは実勢レート ✓ATM引き出しは月2.5万円相当まで無料

目次

初めての海外旅行が一人だと怖い?難しい?

「一人で海外なんて、無謀じゃない?」

そう思う気持ち、よく分かります。僕も最初はそうでした。

  • 空港で迷ったらどうしよう…
  • 言葉が通じなかったら…
  • ぼったくられたら…

まだ行ってもいないのに、頭の中だけで危険がふくらんでいく。

でも、10カ国を一人で歩いてきて思うのは、怖さの正体はだいたい「知らないこと」だということ。

一人で海外って危なくない?僕が実際に感じたところ

正直に言うと、「絶対に安全」な場所なんて、日本を含めてどこにもありません。それでも、東南アジアの主要な観光地は、「身構えていたほど怖くはなかった」というのが実際の感想です。

外務省の海外安全ホームページでも、シンガポールには危険情報が出ていません。スリランカも全土がレベル1(十分注意してください)どまり。バリ島やジャカルタの主要部も、同じくレベル1です(2026年7月時点)。

もちろん、「レベルが低い=油断していい」ではありません。スリや置き引きはどの国でも起きます。ただ「戦地に飛び込む」ような話ではなく、日本で夜道を歩くときと同じ注意を、少しだけ強めに持つ。そのくらいの感覚で足りる場所は意外と多いんです。

僕の場合、初めての海外一人旅はまさかのインド&マレーシアでした。笑
ただ、スマホを常備している現在、行ってみた感想「案外行けるやん」です。
(とはいえ、インドに関しては色々注意点ありますが、初めての海外一人旅を想定している本記事では一旦スルーします。インドも推奨しておりません。笑)

「一人だと難しい」と感じるハードルの正体

一人旅が難しく感じるのは、たいてい「全部を自分で決めないといけない」から。航空券、宿、移動、ごはん。連れがいれば相談できることを、ぜんぶ一人で背負う気がして、それで腰が重くなる。

でも裏を返せば、決めるのも全部自分。誰にも合わせなくていい。朝寝坊しても、予定を丸ごと変えても、文句を言う人はいません。この身軽さは一人旅でしか味わえないと思います。

しかも今は手続きの多くがスマホで完結します。あとの章で触れますが、入国カードもビザも、事前にオンラインで済ませられる国がほとんど。「難しさ」の中身は、昔よりずっと軽くなっています。

一人旅は特別じゃない|やってみて変わったメンタル

「一人で海外なんてすごいね」と言われることがあります。でも、「そんなに特別なことでもない」というのが僕の本音です。

そもそも、日本人でパスポートを持っている人は5人に1人もいません。有効なパスポートの保有率は、2025年時点で約18.9%。2025年に海外へ出た日本人も、約1,473万人にとどまります。つまり「海外に行く人」自体が、日本ではまだ少数派なんです。

だから、最初の一歩を踏み出せた時点であなたはもう十分すごい。特別な度胸がある人だけの世界ではありません。

一回行ってみたら、次から余裕に感じる人も多いと思います。
不安に感じるのは最初だけ。

初めての海外旅行で、一人旅ならどこがいい?

東南アジアの街を歩く初めての海外一人旅の旅行者
活気ある東南アジアの街へ。初めての一人旅の目的地に

行き先選びは、初めての一人旅で一番わくわくして、一番迷うところ。ここでは僕が実際に回った国を軸に、初心者が失敗しにくい選び方をまとめます。

初心者が国を選ぶ5つの基準|治安・距離・直行便・言語・やりたいこと

僕が国を選ぶときに見ているのは、次の5つです。

  1. 治安:外務省の危険情報でレベルの低い国・エリアから選ぶ。
  2. 距離:フライトが短いほど、初日の消耗が少ない。
  3. 直行便で行けること:これは初回ほど大事になる基準。乗り継ぎがあると、乗り継ぎ空港での移動やゲート探しで、一気にハードルが上がるからです。
  4. 言語:英語や日本語がどれだけ通じるか。
  5. やりたいこと:街歩きか、ビーチでのんびりか、行きたい観光地があるのか。

全部を満たす国はなかなかありません。でも、この5つに優先順位をつけるだけで候補がぐっと絞れます。初めてなら、治安・距離・直行便の3つを上に置くのがおすすめです。

本当に怖いなら、韓国や台湾など近い国から始めるのもあり

いきなり東南アジアはちょっと……という人へ。無理して遠くを目指す必要はありません。

本当に不安が大きいなら、韓国や台湾のように、フライトが2〜3時間で着く近い国から始めるのは、かなり現実的な選択です。距離が近いぶん、時差も体の負担も小さく、「何かあってもすぐ帰れる」という安心感が違います。まず1回、成功体験を作る。それが次への自信になります。

僕が一人で行ってよかった国|個人的にはベトナム推し

僕が一人で歩いたのは、食の好みの問題でベトナム・タイ・マレーシア・インドネシア・スリランカなどアジア圏ばかりです。初心者向けにざっくり3タイプに分けると、こんな感じです。

まず、迷ったらここ、の入門枠がシンガポール。治安がよく、英語も広く通じて、街も清潔。次に、物価が手ごろで刺激もある東南アジア枠が、タイ・ベトナム・マレーシア・インドネシア。そしてもう一歩ディープに行きたい人向けがスリランカ

そのうえで、僕が個人的にいちばんおすすめしたいのはベトナムです。物価がかなり手ごろで、ごはんがうまくて街に活気がある。それでいて、ビザなしで45日も滞在できて手続きも軽い。初めての一人旅と相性がいい国やと思います。とはいえ、タイやマレーシアも、同じくらい歩きやすかったです。

ホーチミンのお店で食べたベトナムのフォー一式と香草の盛り合わせ
ホーチミンのミシュラン・ビブグルマン獲得店で味わったフォー(2025年2月)

下の表は「入国手続きの手軽さ」と「外務省の危険情報(2026年7月時点)」で並べたもの。手続きの中身はあとの準備の章で詳しく書くので、ここでは全体像だけつかんでください。

国・エリア入国手続き外務省の危険情報(2026年7月時点)こんな人向け
シンガポールとても楽(無料の到着カードのみ)危険情報なしまず安心して1回目を成功させたい
ベトナムとても楽(ビザ不要・カード原則不要)主要都市はおおむねレベル1コスパよく街歩きしたい(イチ推し)
タイ楽(無料の到着カードのみ)主要観光地はレベル1以下/南部国境はレベル3活気とごはん、王道を楽しみたい
マレーシア楽(無料の到着カードのみ)主要部はレベル1/一部地域にレベル2多文化の街と食を味わいたい
インドネシア(バリ)やや手間(有料ビザ+事前登録+観光税)バリ島はレベル1ビーチとリゾートでゆっくりしたい
スリランカふつう(無料ETAの事前申請を推奨)全土レベル1もう一歩ディープな旅がしたい


ちなみにどこに行くにしても、海外旅行保険はあった方がいいです。僕はエポスカードを所有しています。無料で作れるエポスカードの海外旅行保険は「利用付帯(渡航費用をそのカードで支払うなどの条件)」ですが、保険内容が充実しています。

また、現地通貨への両替・決済には「Wise(ワイズ)」がおすすめです。為替手数料やATM引き出し手数料の点で有利で、思っている以上に海外一人旅のコストを削減できます。詳細はWiseカードのレビュー記事でご覧ください。

僕は未訪問だけど、初心者に人気の国もある

ここまでは実際に歩いた国の話でしたが、僕がまだ行けていない中にも、初めての一人旅で人気の国はあります。ネットでよく挙がるだけでなく、海外一人旅好きの友人に教えてもらった定番を軽く紹介します。

  • 台湾:日本から近くてフライトが短い。親日的で日本語が通じる場面もあり、初心者向けの筆頭としてよく挙がる。
  • 韓国:近さが魅力で、週末だけでも行きやすい。ごはんや買い物も楽しめる。
  • ハワイ・グアム:日本人観光客向けの環境が整っていて安心感がある。初めての海外そのものの定番。
  • イタリア・スペイン:ヨーロッパで一人旅の人気が高い国。街歩きや食が目当てなら候補に。
  • 北欧・ニュージーランド:治安の良さで語られることが多い。落ち着いた旅がしたい人に。

ちなみに僕も台湾・韓国には「行ってみたいな」と思ってるんですけど、「近いしいつでも行けるか」という理由で、いまだに未訪問です。笑

英語が話せなくてもなんとかなった理由

先に本音を言うと、英語は話せるに越したことはありません。話せれば、行動範囲も広がるし、トラブルの解決も速い。だから「勉強しなくていい」とは言いません。

とはいえ、「英語を話せないから、初めての海外一人旅に行けない」というのは思い込みです。僕もペラペラではないですが、それで旅が詰んだことはありません。理由は、ツールが発達したから。

翻訳アプリをカメラにかざせばメニューが読めるし、話しかければ音声で返してくれる。地図アプリがあれば、道を聞かなくても目的地に着けます。入国手続きのカードも日本語表示に対応した国が多い(入力自体は英字ですが)。移動も、配車アプリで行き先を指定すれば、ひとことも話さずに乗れます。

つまり、英語は「あればもっと楽しめる武器」。なくても最低限は大丈夫やし、少しずつ覚えていけばいい。話せるようになるのを待つ必要はありません。

僕が「英語が話せなくて困った」のは、マレーシアのペナン島でのこと。正確には「困った」というか「悔しかった」です。

海外一人旅をしていると、日本人は基本的に世界的に評判良いし、現地の人が話しかけてくれることがあるんですよね。せっかく輪に入れてもらったのに「うまくコミュニケーションが取れない…」これがほんまに悔しかったです。

男の僕から見て、女性にもおすすめできそうだと感じた国

先に断っておくと、僕は男なので「女性にとって安全」と言い切ることはできません。同じ街でも、見える景色や声のかけられ方は男女で違うからです。だから、あくまで「歩いた印象」として書きます。

その前提で言うと、やはりシンガポールやマレーシア、ベトナムあたりは、「街が明るくて人の距離感も比較的落ち着いている」と感じました。夜でも人通りのある通りが多く、移動もしやすい。

とはいえ、注意すべき点は男女で大きくは変わりません。

初めての海外旅行(一人旅)の注意点
  • 夜の一人歩きを控える
  • 流しのタクシーより配車アプリを使う
  • 荷物は体の前で持つ
  • 道中のスマホ利用は周囲に注意を払う

初めての海外一人旅ではツアーと個人手配どっちがいい?

初めての一人旅で最初にぶつかる分かれ道が「ツアーに乗るか、自分で手配するか」。正解はなくて、向き不向きの問題です。

比較ポイント添乗員付き・一人参加OKのツアー個人手配(航空券・宿を自分で)
スケジュールの難易度低い(段取りを任せられる)高い(全部自分で決める)
自由度低い(決められた行程)高い(好きに動ける)
費用割高になりやすい抑えやすい
トラブル対応添乗員に頼れる自分で対処する
一人旅の実感日本人仲間ができやすい現地の友人ができやすい(?)
何より自由

添乗員付き・一人参加限定ツアーが向いている人

「初めてで、とにかく不安を減らしたい」なら、ツアーは心強い選択です。空港からホテルまで段取りが決まっていて、困ったら添乗員に聞ける。言葉の壁もかなり和らぎます。

一人参加限定のツアーなら、同じ立場の参加者が集まるので気まずさも少ない。「初日だけツアー、後半は自由行動」みたいな組み方ができる商品もあります。まず一回、成功体験を作りたい人にはぴったりでしょう。

個人手配(航空券・ホテルを自分で)が向いている人

一方で、「自分のペースで動きたい」「費用を抑えたい」なら個人手配です。航空券は比較サイトで探して、宿は口コミを見て選ぶ。慣れれば、この作業自体がかなりの楽しみになります。

ハードルに見えるかもしれませんが、やることは意外とシンプル。航空券とホテルを押さえて、あとの入国手続きや持ち物は、次の準備の章の通りに進めれば大丈夫です。ここでも、初回はできれば直行便を選ぶと、当日がぐっとラクになります。

迷ったときの決め方|僕はこう選んだ

結論から言えば、興味・関心です。

どれだけ安全な国やどれだけ人がおすすめしている場所に行っても、その国が自分にとって魅力的でないなら、そこまで楽しくない可能性があります。せっかくお金と時間を費やして行くのですから、まずは自分の興味にフォーカスしてみてはどうでしょう?

僕の場合、旅先で興味があることは主に食事や過ごす環境なので、個人手配一択でした。ツアーにもメリットはありますが、あまり興味のない観光地やエリアに行くなら、自分でGoogleマップなどでリサーチして「興味ある場所に行きたい!」って思うんですよね。

とはいえ、「初めての海外旅行、しかも一人旅で不安だからとにかく安全第一!」という考えでもいいです。もちろん否定するつもりはありません。まずは経験してみて、「案外一人旅でもいけるかも。」って思えるようになれば、その次にプランを改善すればいいだけのこと。

初めての海外旅行の準備|一人旅だからこそ忘れ物はNG

初めての海外一人旅の準備を5ステップで示したフロー図
パスポートから持ち物まで、出発前の準備は5ステップで完了

ここからは実務です。やることは多く見えて、順番にこなせば難しくありません。ひとつずつ片づけていきましょう。

出発前にやることチェック(パスポート・航空券・ホテル)

まずパスポート。これがないと何も始まりません。そして、うれしいニュースがあります。

2026年7月1日から、パスポートの手数料が大きく下がりました。18歳以上の10年用は、オンライン申請で8,900円(窓口は9,300円)。18歳未満の5年用は一律4,400円です。なお、18歳以上の5年用は廃止されました。

オンライン申請ならマイナンバーカードとスマホで手続きでき、戸籍謄本の紙の提出も原則いりません。ただし7月は申請が混みやすいので、渡航予定があるなら早めに動くのがベターです。

パスポートが用意できたら、航空券とホテルを押さえる。この2つが決まれば、旅の骨組みは完成です。繰り返しになりますが、初回は乗り継ぎのない直行便が断然ラク。少し高くても、初日の消耗を減らせると考えると、じゅうぶん元は取れます。

入国手続きはもうスマホで事前登録が主流

ここ数年で一番変わったのが、入国の手続きです。昔は機内で紙のカードを書いていましたが、今はオンラインの事前登録が主流。国ごとにルールが違うので、渡航先が決まったら必ず確認してください。

僕が回った一部の国を早見表にまとめました(すべて日本国籍・観光・短期滞在が前提。金額や日数は変わりうるので、渡航前に必ず公式で最新を確認してください)。

ビザ到着カード等の事前登録料金目安メモ
シンガポール30日以内は不要SGアライバルカード(到着3日前から)無料パスポート残存6か月以上
タイ観光は不要で60日TDAC(到着3日前から)無料60日→30日への短縮が2026年5月に承認済み・施行日未定(要確認)
ベトナム45日以内は不要(2028年3月14日まで)空路は原則不要パスポート残存6か月以上・帰国便必要
マレーシア90日以内は不要MDAC(到着3日前から)無料クレカ入力を求めるサイトは偽物
インドネシア(バリ)ビザ免除は停止中。VOA/e-VOAが必要(30日)All Indonesia(2025年10月から義務・無料)/バリ観光税VOA 500,000ルピア(≒約4,500円)/観光税150,000ルピア(≒約1,350円)手続きが最も多い。事前のe-VOAが安心
スリランカ観光30日はETAまたは空港でのオンアライバルビザETA(公式サイトで事前申請を推奨)日本は申請料無料(対象40か国)空港でオンアライバルビザ取得も可。事前ETAが安心

各国の詳しい要件は、外務省の海外安全ホームページ・国別の安全対策基礎データで確認できます。スリランカについては、外務省が「事前ETAの取得を奨励しつつ、30日以内の観光なら空港でのオンアライバルビザでも入国できる」と案内しています。

偽の代行サイトが多いのも、この分野の注意点。「無料のはずが有料」「クレジットカード番号を要求される」ページは、まず疑ってください。申請は各国の公式サイトからが鉄則です。

VOA

到着時に空港で取る到着ビザ

eVOA

VOAを事前にオンラインで取る方式

到着カード

入国情報を事前登録する電子申告

一人旅だからこそ忘れられない持ち物

連れがいれば「片方が持っていればいい物」も、一人なら全部自分で用意します。だからこそ、削れない物があります。

海外旅行の必需品
  • パスポートのコピー(原本と別に保管)
  • 予備の現金と予備のカード
  • モバイルバッテリー
  • 常備薬
  • ビザ(必要な国のみ)
  • eSIM(購入&設定)
  • 海外用電源プラグ変換アダプター
  • 衣類

逆に、現地で買える物は減らしていい。荷物が軽いほど、移動がラクで、盗難のリスクも下がります。「不安だから」と詰め込みすぎないのがコツです。

【意外と持って行ってよかったもの】
・ジップロック(小物や液体入れ)
・水に溶けるティッシュ(トイレ用)
・ウェットティッシュ(食事用)
・虫除けスプレー

トラブルに備える「もしも」の準備

一人旅は、持ち物だけでなく、何かあったとき代わりに動いてくれる人がいません。だからこそ、出発前の備えが重要です。次の5つはやっておいて損はありません。

  • パスポートの顔写真ページを、スマホと紙の両方で保存する。
  • クレジットカードの緊急連絡先(紛失・盗難用)を控える。
  • ホテル名と住所を、現地語と英語の両方で保存する。
  • 海外旅行保険の補償内容と連絡先を確認する。

紙で持つのが地味に効きます。スマホの充電が切れた、壊れた、盗られた。そのとき、手元の紙一枚が命綱になります。

現金・カード・両替の準備|余計なコストで損をしないために

お金まわりは、知らないと意外にも損をするところ。両替のたびに数%抜かれていると、旅全体でけっこうな額になります(国やATMによっては一回の引き出しで1,000円近く取られることも)。

僕が使っているのは、実勢レート(ミッドマーケットレート)で両替できるWise(ワイズ)デビットカード。為替に上乗せがなく、両替手数料も通貨によりますがだいたい0.3〜0.7%台と安い。年会費もかかりません(発行手数料は1,200円)。海外のATMでも、月25,000円相当までは手数料無料で現地通貨を引き出せます(超えた分は1.75%+1回100円)。

ちなみに以下のリンクからの登録で「発行手数料が無料」などの特典あり。

✓為替レートは実勢レート ✓ATM引き出しは月2.5万円相当まで無料

ひとつだけ覚えておいてほしいのが、ATMや店で「日本円で決済しますか?」と聞かれたら、必ず現地通貨を選ぶこと。円建てを選ぶと、不利なレートを上乗せされます。現金は「初日をしのげる分だけ」持って、あとはカードとATMで回すのが身軽です。

海外旅行保険とクレカの付帯|一人旅の生命線

クレカ海外旅行保険の自動付帯と利用付帯の違いを示した比較図
同じブランドでもカードのランクで補償条件が変わる。

一人旅で体調を崩したり、ケガをしたとき、頼れるのは自分だけ。だから保険は、けちらないほうがいいところです。

海外の医療費は、想像よりずっと高い。クレジットカードに付く保険は便利ですが、治療費用の上限が低めのことがあり、それだけでは足りない場面もあります。

カードで備えるなら、条件はよく確かめてください。たとえばエポスプラチナカードは、海外旅行傷害保険が自動付帯(持っているだけで対象)で、補償は最高1億円、傷害・疾病の治療費用は各300万円まで。家族も対象になります。空港ラウンジが使えるプライオリティ・パス(通常469USドル)に無料で登録でき、年会費は通常30,000円、招待経由か年100万円以上の利用で20,000円です。

ただし注意点。自動付帯なのはプラチナだけで、一般カードやゴールドは利用付帯(旅行代金をそのカードで払うことで有効になる)です。これはエポス以外でも基本的に同様。ここを勘違いすると、いざというとき補償が下りません。

とはいえ初めての海外一人旅で最低限そなえたいなら、まずは年会費無料のエポスカード(通常)で十分。疾病治療270万円まで補償される(利用付帯)。使い込むと、上で紹介したプラチナもインビテーションで狙えるようになる。

心配ならカード保険に加えて、掛け捨ての海外旅行保険を1本足す。もしくは保険適用の複数のカードを持つ。数百円〜数千円で、安心はぐっと厚くなります。

スマホ・通信の準備(eSIM/現地SIM)

海外でスマホが使えないと、地図も翻訳も配車アプリも止まります。一人旅では、通信は命綱です。

選択肢は、eSIM・現地SIM・レンタルWi-Fiの3つ。今の主流は、物理カードの差し替えがいらないeSIMです。出発前にアプリで買っておけば、着いた瞬間からつながります。現地でSIMを探す手間も、Wi-Fiルーターを持ち歩く重さもありません。

どれを選ぶにしても、「着いてから探す」はやめておくのが無難。到着した空港でネットがつながらないと、そこで詰みます。準備は日本にいるうちに。

個人的に短期ならKlookがおすすめです。eSIMだけでなく、現地ツアーやアクティビティも申し込めます。

現地で一人でも安全に過ごすコツと注意点

ここからは現地編。難しいことはありません。大きなトラブルは、たいてい基本を外したときに起きます。

着いた初日は無理をしない

長距離移動のあとは、思っている以上に疲れています。判断力も落ちる。だから初日は、欲張らないのがコツです。

空港からホテルへ移動して、近所を軽く歩いて、両替やSIMの確認だけして終わり。それで十分。疲れた頭であちこち動くと、忘れ物や乗り間違いが増えます。まずは体を現地に慣らす。攻めるのは2日目からで間に合います。

パスポート・カード・現金は分散して持つ

一人旅の防犯で、いちばん効くのがこれ。ぜんぶを1つの財布に入れない。

たとえば、パスポートはホテルのセーフティボックス、その日使う現金は財布、予備のカードと予備の現金は別のポーチ。こう分けておけば、万が一ひとつ盗られても旅は続けられます。デビットカードなら、口座にある分しか使われないので、万一のときの被害も抑えられます。

「全部まとめて持ち歩く」がいちばん危ない。面倒でも分けておきましょう。これだけでリスクがまるで違います。

移動とぼったくりへの対策

観光客が狙われやすいのが、移動のとき。空港で声をかけてくる客引きタクシー、メーターを使わないドライバー。ここでのトラブルは、けっこうあります。

対策はシンプルで、配車アプリ(UberやGrabなど)を使うこと。行き先と料金が事前に決まるので、交渉もいらず、ぼったくられません。言葉が話せなくても乗れるのも、一人旅には大きい。流しのタクシーは、できるだけ避けるのが無難です。

夜の一人行動と声かけへの警戒

夜は、昼とは別の街になります。人通りの少ない道、暗い路地は、一人では入らない。これは男女関係なく共通の基本です。

そして、やたらと親切に話しかけてくる相手(特に日本語で)は、一旦警戒してください。もちろん本当に親切な人もいます。でも、観光客を狙う手口の入り口が「フレンドリーな声かけ」であることも事実。うまい話には、まず疑ってかかるくらいでちょうどいいです。

現地到着時のポイント&安全対策
  1. 初日は無理しない
  2. お金は分散
  3. 移動は配車アプリ
  4. 夜と声かけは警戒

海外Wi-Fiのセキュリティ|カフェ作業で気をつけること

カフェや空港の無料Wi-Fiは便利ですが、無防備につなぐのは危ない。暗号化されていない回線だと、通信をのぞき見される恐れがあります。ネットバンキングやカード情報の入力は、とくに注意したいところ。

対策としてよく使われるのがVPN。通信を暗号化して、公共Wi-Fiでも中身を守ってくれます。僕が海外のカフェで作業するときに使っているサービスは、実測で161Mbps出ていて、動画も会議もストレスがありませんでした。

海外で日本と同じ感覚で作業したい人は、Surfshark(VPN)を活用してみてください。特にテレワークなど、少しでもオンラインで仕事する必要がある人は必須です。

【体験談】僕の初めての海外一人旅で変わったこと

ここは、僕自身の話です。数字や手続きの話から離れて、正直なところを書きます。

出発前、いちばん怖かったこと

怖かったことは言葉の壁、飛行機の乗り継ぎ、ホテルまでの道のりなど、一般的に不安に感じること全てが不安でした。でも記事冒頭でも述べたように、一回行ってみると案外なんとかなります。スマホがない時代なら、経験者でも怖いかもしれません…

現地で「一人でよかった」と思えた瞬間

とにかく自由と新鮮味です。具体的な内容は大きく以下の3つ。

  1. 嫌な人間関係がない
  2. 日本とは全く異なる環境がある(新鮮味)
  3. 他人にペースを合わせる必要がない

帰ってきて変わった価値観

初めて海外一人旅に行った後は、以下のように変化がありました。

  • 日常で悩んでいたことがどうでも良くなった
  • 日本の環境のありがたみを改めて感じた
  • 案外どこでも生きていけるかも?と思えた
  • 仕事やお金、生き方など日本人特有の価値観・常識の縛りがなくなった

初めての海外一人旅でよくある質問

海外旅行は1人で行くのは難しいですか?

思うほど難しくありません。難しさの正体は「全部を自分で決めること」ですが、入国手続きはスマホで事前登録でき、移動は配車アプリ、言葉は翻訳アプリでかなり乗り切れます。不安が大きい初回は、ツアーで成功体験を作るのも手です。

初めて1人で海外に行くならどこがいい?

治安がよく、直行便で行けて、言葉が通じやすい国が安心です。個人的にはベトナムがおすすめで、物価も手ごろで街に活気があり、手続きも軽め。英語が広く通じるシンガポールも入門にぴったりです。本当に不安なら、韓国や台湾など近い国から始めるのも有力な選択肢です。

一生海外に行かない人の割合は?

「一生行かない人」の正確な統計はありません。ただ、日本人の有効なパスポート保有率は2025年時点で約18.9%。つまり、そもそも大多数はパスポートを持っておらず、「海外に行く人はまだ少数派」というのが実情です。

英語が話せない1人で海外旅行はできますか?

できます。英語は話せるに越したことはありませんが、話せなくても翻訳アプリ・地図アプリ・配車アプリでかなりの場面を乗り切れます。話せるようになるのを待たずに、まず行ってしまって大丈夫だと思います。

まとめ

初めての海外一人旅が怖いのは、あなたが臆病だからではありません。ただ「知らない」だけ。そして、その多くはこの記事で見てきた通り、準備と情報で消えていきます。

治安の低い国から選び、初回はできれば直行便で、手続きはスマホで事前に済ませ、お金と安全は「分ける」。基本を押さえれば、一人でも十分楽しめるはずです。

しかもパスポートの手数料は下がり、手続きはどんどん簡単になっている。踏み出しやすさは、今がいちばんかもしれません。まだ迷っているなら、勢いで航空券を予約しちゃうのもありですよ。笑


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この記事を書いた人

35歳・フリーランスのSEOライター。海外のテック企業の日本語SEOコンテンツを手がけながら、年2回・各1ヶ月の海外ノマド生活を送る。大阪でスパイスカレー屋も経営。実際の体験談を混えながら「お金・通信・カード」などの情報を発信。

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