海外旅行の際、もしくは帰国後に明細を見たときに「決済・両替時の手数料が意外と高い…」と思ったことありませんか?
実は、「Wise(ワイズ)デビットカード」を1枚持っていくだけで、無駄な手数料を節約しつつ、現地での決済が驚くほどスムーズになるんです。
今回は、実際に私が海外で使い倒してわかったリアルな評判や失敗談を交えつつ、メリット・デメリットを本音でお伝えします。
「Wiseは元々聞いたことあるけど、実際どうなん?」って思う人も、ぜひ最後までご覧ください。
Wiseデビットカードとは?海外で使う必須アイテム

Wise(ワイズ)デビットカードは、1つのアカウントで40種類以上の通貨を同時に持てる「デジタルなお財布」のようなものです。
アプリの中でサクッと両替でき、世界150カ国以上で決済に使えます。
空港や現地の両替所に並ぶ必要もなく、スマホひとつでお金の管理が完結するのは、一度体験すると手放せなくなります。
一般的なクレジットカードとの違いは「為替手数料の安さ」と「透明性」です。
パッと見てわかりやすいように、一般的なクレジットカードと比較してみました。
| 一般的なクレジットカード | Wiseデビットカード | |
| 為替レート | カード会社が定めたレート(為替手数料が含まれる) | 実際の為替レート(仲値:為替手数料なし) |
| 海外事務手数料 | 約3.85% | 約0.31%〜0.73%(通貨による) |
| ポイント還元 | あり(0.5%〜1.0%など) | なし |
| 海外旅行保険 | 付帯するものもある | なし |
為替手数料と海外事務手数料がかなり違うのがわかりますよね。
実際に10万円の支払いをした際には、目安として以下のようになります。
| 一般的なクレジットカード | Wiseデビットカード | |
| ベースとなる金額(仲値) | 100,000円 | 100,000円 |
| ①為替レートの隠れマージン | 約500円(約0.5%上乗せ想定) | 0円(ミッドマーケットレート適用のため) |
| ②決済時の手数料(海外事務・両替) | 約3,869円(元金100,500円 × 3.85%) | 約600円(元金100,000円 × 約0.6%) |
| 実質的な合計負担額 | 約103,326円 | 約100,600円 |
(※各手数料のパーセンテージは一般的な目安です。)
「ポイントが付くからクレカの方がお得なのでは?」と思いがちですが、3.85%の海外事務手数料が乗ってしまうと、1%のポイントをもらっても手数料負けしてしまいます。
Wiseデビットカードの評判は?実際に海外で使った感想

「Wiseデビットカードのお得さは理解できたけど、実際使い勝手はどうなん?」と思う人も多いはず。
そこで実際に私が3年間使用した感想をお伝えします。
先に結論を述べておくと、外貨の支払い&両替に関する心配が激減します。
- 両替を気にしなくて済む(Wiseアプリでいつでもできるから)
- 支払いもタッチ決済で終わり(Wiseに入っているお金から引かれるだけ)
- 現金引き出しも現地のATMから(Wiseカードを使えばOK)
慣れない国でもよっぽどニッチな国に行かない限りはWiseでなんとかなります。笑
とはいえ、Wiseが万能というわけではないですし、万が一Wiseカードを失くした時の保険も踏まえて、私は普段、以下のようなスタイルで旅をしています。
- メイン決済: Wiseデビットカード(基本の買い物や食事)
- 現金調達: Wiseデビットカード(現地のATMで必要分だけ引き出し)
- 予備・保険用: クレジットカード2枚(VisaとMastercardを1枚ずつ)
※1枚は海外旅行保険付帯のクレカがおすすめ。
ホテルのデポジット(保証金)や大きな決済時、ネット決済(ホテルや航空券の予約)など、必要な時だけ予備のクレカを使う、という方法にしています。
ではなぜこの結論に至ったのか、ここから詳しくWiseデビットカードのメリット・デメリットに解説します。
Wiseデビットカードを海外で使う5つのメリット

海外でWiseデビットカードを使うメリットは、以下の通りです。
- スマホ内で完結&為替レートが圧倒的にお得
- 事前両替を忘れても安心の「自動両替機能」
- 海外ATMでの現金引き出しもお得
- 余った外貨はいつでも日本円に再両替可能
- 即日通知&残高確認で使い過ぎ防止になる
スマホ内で完結&為替レートが圧倒的にお得
Wiseの最大の魅力は、アプリ内でサクッと両替でき、そのままカードのタッチ決済が使える手軽さです。
空港や現地の両替所のように「確認できない上乗せ手数料」を取られることがなく、ごまかしのない実際の為替レート(ミッドマーケットレート)で計算されます。
言葉の通じない窓口で「いくら両替しよう…」と悩むストレスから解放されるのは、想像以上に快適ですよ。
事前両替を忘れても安心の「自動両替機能」
「あ、行く国の通貨に両替するのを忘れてた!」という時でも焦る必要はありません。
Wiseにはオートコンバート(自動両替)機能がついています。
日本円を含む何かしら別の通貨さえ入っていれば、決済時にシステムが自動で一番お得なルートを選んで両替し、支払いをしてくれます。
複数カ国を周遊するような旅でも、頭を使わずに済むのが本当に便利。
海外ATMでの現金引き出しもお得(※改定あり)
海外に行くと、ローカルな飲み屋や屋台など「現金しか使えない場所」が意外と多いですよね。
そんな時も、Wiseのカードがあれば現地のATMから簡単にお金が引き出せます。
しかも、「月に2回、合計3万円相当まで」なら出金手数料が無料です。
ただし、2026年5月1日以降はこの無料出金の上限が「最大2万5000円」に変更され、固定手数料も100円に引き上げられる予定となっています。
それでも、利息の計算がややこしい一般的なクレジットカードのキャッシングに比べれば、手数料が明確で圧倒的に安く済みます。
余った外貨はいつでも日本円に再両替可能
海外旅行あるあるの「微妙に余った外貨、どうしよう…」という悩みも、Wiseなら一瞬で解決します。
たとえばベトナム旅行で余ったベトナム・ドンなども、いつでもアプリ内ですぐに日本円に戻すことができます。
※もちろん引き出したお金(現金)は両替所で両替する必要があります。(あくまでWiseアプリ内で余った通貨)
即日通知&残高確認で使い過ぎ防止になる
Wiseデビットカードで決済したり、現金を引き出す際、その都度通知が届きます。
また、Wiseアプリ内で残高をいつでも確認できるため、使い過ぎ防止につながります。
実際海外では通貨の違いから金銭感覚がバグったり、羽目を外したりして「想定してたよりお金を使ってしまった!」なんてことありませんか?
特に毎回クレジットカード決済なら、基本的に翌月の明細を見るまで、「いくら使用したか」確認しない人も多いはず。
なのでこれは、案外でかいメリットだと思います。
また、これによりセキュリティ面でも安心です。
使ってて感じたデメリットと注意点

メリットだけでなく使ってて感じた注意点も解説します。
初回のカード発行手数料(1,200円)
デビットカードの物理カードを発行する際、最初だけ1,200円の費用がかかります。
年会費などは一切かからないので、1回海外に行けば手数料の差額ですぐに元は取れますが、完全無料というわけではありません。
日本アカウントは残高100万円の上限あり
日本の法令により、日本で発行したWiseアカウントには「100万円まで」しか資金を入れておくことができません。
なので、数ヶ月にわたる長期の留学や、ものすごい高額な買い物を予定している場合は注意が必要です。
ポイント還元や旅行保険はなし
決済手数料が極めて安い反面、一般的なクレジットカードにあるような「ポイント還元」や「海外旅行保険の付帯」はありません。
ここは「節約特化のカード」と割り切って、旅行保険付きのクレジットカードを別途持っていくようにしましょう。
日本発行カードはスマホ決済(Apple Pay等)非対応
実は、日本で発行されたWiseカードは、現在Apple PayやGoogle Payに追加できません。
なので、スマホのタッチ決済ではなく、必ず物理カードを持ち歩いて決済する必要があります。
ここは実装されてほしい機能なんですが、残念ながら日本発行のWiseカードでは現在(2026年3月)不可となっています。
Wiseで引き出した現金は戻せない
当たり前ですが、一度現金として引き出したお金は「Wiseアプリに戻して、再度日本円に両替!」なんてことはできません。(アプリ内で余っている外貨は再両替可能。)
そのため、再訪する予定などがなければ、現金は帰国前にできるだけ使用したいところです。
とはいえ、基本的にキャッシュレス決済が普及している国などであれば、「必要なときに最低限の現金だけ引き出す」といった旅のスタイルでも問題ないと思います。
Wiseデビットカードの作り方と有効化

今まで私が3年以上使用したWiseデビットカードですが、正直海外旅行1回のためでも、持っておいて損はないと思います。
ここでは簡単にWiseデビットカードの作成方法を解説します。
アカウント登録と本人確認の流れ
日本に住んでいる場合、アカウント開設には少し厳格な手続きがあります。
大まかな流れは以下の通りです。
- スマホでWiseアプリをダウンロードし、アカウント作成
- 本人確認書類(マイナンバーカード等)を撮影してアップロード
- 指定された4桁の認証コードを書いた紙を持ち、自撮り写真を送信
- 審査完了後、1,200円を入金して物理カードの発行を申請
カードが自宅に届くまで1週間〜2週間ほどかかることもあるので、出発ギリギリの申し込みは避けましょう。
【重要】カードが届いたら日本で「有効化」
カードが届いたら、渡航前にアプリの案内に従って有効化しておきましょう。
これを忘れて海外に行くと、現地でカードが使えずパニックになる可能性も…
日本で発行されたWiseカード(2023年3月27日以降発行)は、カード同封の案内に書かれた6桁コードをWiseアプリ(またはWeb)の「Cards」から入力するだけで簡単に有効化できます。
予備のクレジットカードも忘れずに
どんなに便利なカードでも、失くしたら終わりです。
海外現地のその場で即時再発行なんてわけにはいきません。
また、ホテルやレンタカーのデポジットにはデビットカードが使えないことも多いです。
必ず世界中でシェア率の高い Visa や Mastercard のクレジットカードを1〜2枚、別のお財布に入れておきましょう。
Wiseデビットカードを海外で使う際のQ&A
結局、クレジットカードとどっちが良い?
「両方持っていく」が正解です。
日常的な買い物やATMでの現金引き出しなど、コストを抑えたい支払いは「Wise(ワイズ)」をメインに。
ホテルでのデポジットや、万が一Wiseカードを失くしてしまった時の予備、そして海外旅行保険用として「クレジットカード」を使うのがベストなバランスです。
余った外貨は帰国後も使える?
アプリ内で余った外貨は、もちろん使えます。
余ったドルやユーロは、アプリ内ですぐに日本円に戻すことができます。
「コインが余って使い道がない…」という、海外旅行あるあるの悩みから解放されますよ。
Wiseの何がそんなにいいの?
Wiseのメリットはいくつかあります。主にスマホ内で両替でき、タッチ決済で支払い完了すること、加えて為替レートが圧倒的にお得で、海外ATMでの現金引き出しもできることなどが挙げられます。余った外貨もアプリ内でいつでも日本円に再両替可能な点も非常に便利です。
Wiseの欠点は何ですか?
主にカード発行料として最初に1,200円の費用が発生することと、デビットカードであるが故に、事前に日本円をチャージしておく必要がある「前払い式」であることが挙げられます。また、日本発行のアカウントには残高100万円の上限があり、クレジットカードと比較するとポイント還元や海外旅行保険の付帯などはありません。
Wiseデビットカードが使えない国はどこですか?
国際的な制裁を受けている国(アフガニスタン、イラン、ロシア、キューバなど)では一切使えません。
また、日本発行のカードの場合はパレスチナ自治区などでも利用不可となっています。一般的な旅行先であればほぼ問題ありませんが、少しマイナーな国に行く際は事前に公式サイトで確認してみてくださいね。

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